長年、ブックカバー(書皮)を収集していると、気づくことがあります。
まずは下の2枚の写真を見て下さい。何か気づくことがありますか?

01DSC04887 啓文堂書店 文庫 2012年-2

01DSC04892 啓文堂書店 文庫専用 2019年-1

2枚目の右下に注目してください。
「文庫」という文字がありませんか?

この2つの写真はどちらも文庫サイズでブックカバーをかけてもらったものです。
2枚目の方が、1枚目の時よりも数年後にかけてもらったのですが、「文庫」の文字が付け足されました。

このように、カバーのデザイン自体は大きくは変わっていないのですが、微妙に変更された部分があるのです。

長く集めていると、こういう違いに気づきます。

少しずつ変化しています。

こういうところが、同じ店でも、何度でも通える楽しみの一つになっているんです。


こういうデザインは変わらず、微妙に違う部分があるものの代表例としては、

・「文庫」、「B6判」、などのように、判型が付け足される。
・カバーの右横や左横に、営業店舗の一覧が載っている場合は、それが増えたり減ったりする。
・ホームページアドレスや、QRコードなどが付け足される。
・紙質が変わる。紙の色が変わる。紙に書かれている文字の書体が変わる。文字の色が変わる。
・折り目をつけるための線が加わる。

などがあります。

皆さんもぜひ一度、かけてもらったブックカバーをよくよく観察してみて下さい。
意外な発見に気づくかもしれませんよ?